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那須川天心 ボクシング第2戦での進化と次戦に向けての動向

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ボクシングデビュー戦で勝利した那須川天心選手は、23年9月18日メキシコのルイス・グスマン選手との試合に、デビュー戦でKOできなかった課題をクリアすべく臨みました。

この記事では、キックの「神童」那須川天心選手のボクシング第2戦目での進化について見ていきたいと思います。

那須川天心 ボクシング第2戦での進化と次戦に向けての動向

1. 那須川天心 ボクシング 2戦目の変化

1-1.那須川天心 第2戦 試合の視聴はAmazonプライムで視聴可能

那須川天心選手のボクシング転向後第2戦は、Amazonプライムビデオで視聴可能です。

この日は、「寺地拳四朗 vs ヘッキー・ブドラー」や「中谷潤人 vs アルヒ・コルテス」の試合もあり、もちろんこれらも視聴可能です!!

また、デビュー戦の「vs 与那覇勇気」も視聴できます!

※本作品の配信情報は23年11月1日時点のものです。現在の配信状況についてはAmazonのホームページもしくはアプリをご確認ください。

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1-2.2戦目の試合内容と結果

デビュー戦の6回戦の内容から特例が認められ、第2戦は飛び級で8回戦での試合となりました。

23年9月18日、会場は有明アリーナ。対戦相手はメキシコバンタム級王者ルイス・グスマン

当初は、同じメキシコのファン・フローレスの予定でしたが、新型コロナウイルス感染症を発症したため、グスマン選手に変更になりました。

では試合のながれを簡単に…

1R、右のジャブから入った那須川選手は、1分を経過したところでグスマンからダウンを奪いました。その後も圧倒的なスピードでさっそく試合を制していきました。

2R、とにかく圧倒的なスピードで、グスマンは入っていこうとするとパンチで返されるので中々入れず、いっぽう那須川選手は巧みなサイドステップからのパンチを当てていきます。

3R、グスマンがやや那須川選手のスピードに慣れてきたのか一瞬ロープに詰める場面もありますが、グスマンが前に出たところに那須川選手のボディがクリーンヒット。あわやダウンできるかといったところでしたが、グスマンはこれに耐えます。そして、今度は那須川選手が逆にロープに詰めます。しかし、そこからリング中ほどに再び戻ると、打ち合いから、今度はグスマンの左カウンターが那須川選手の顎をとらえるという大きな動きのあるラウンドでした。

4R、このラウンドではお互い大きな動きはなく、静かな会場の中、子供たちの天心コールが聞こえます。

5R、再び、那須川選手が攻撃をしかけ、グスマンもそれに応えるように打ち返していきます。一瞬、グスマンに足を踏まれて倒れそうになる場面もありました。終始、グスマンが入ろうとすると那須川選手のパンチに返される、という流れは変わらず。とにかく那須川選手の動きが速い。

6R、開始30秒過ぎに左ストレートを顔面に当てたあたりから、倒しにかかるような那須川選手のラッシュ。しかし、グスマンは倒れません。そして、残り30秒をきってグスマンが踏み込んできたところをサイドからボディに入れると、再びラッシュでコーナーに追い詰める那須川選手。しかし、それでも倒れないグスマン。

7R、残り40秒でこの試合2度目のダウンを奪います

8R、残り50秒あたりで、那須川選手の左右が続けてグスマンの顔面に当たり頭を揺らします。ついにダウンかと思ったが、ここもグスマンは耐えます。そして、残り10秒でラッシュの打ち合い! ゴング間際、グスマンが尻もちをついたところでゴング!! 試合終了。ダウン判定にはならず。

結果は3-0の判定勝利

1-3.デビュー戦からの変化

階級は下とはいえメキシコチャンピオン相手に那須川選手の圧勝でした。

那須川天心はデビュー戦からさらに成長して、特にスピードを活かしたコンビネーションの技術が際立っていました。

初戦では模索的に試合をしているように感じられましたが、2戦目では冷静さもあり、効果的な攻撃展開をしていたように思います。

8ラウンドまでの試合で十分なパフォーマンスも見せてくれましたし、試合開始1分でダウンも奪い会場をわかせました。

スピードのあるパンチやステップなどの動きに関しては特筆するべきものがあり、スピードに関しては井上尚弥選手に近い能力を備えているのではないでしょうか。

ただし、那須川選手自身も課題にしていたKO勝利にはまだ届きませんでした。

2. 期待されたKOならず

デビュー戦に引き続きKO勝利ができなかった第2戦目。

実際、試合を見ていても、全ラウンドを圧倒的に制していて、クリーンヒットもありKOのチャンスは少なくなかったようにも思えます。

KOできそうでできない。このあたりを専門家(元選手)たちはどう見ているのでしょうか。

2-1.具志堅用高の見解

デビュー戦ではゲスト解説者でもあった具志堅用高さんが、自分のyoutubeチャンネルで発言していたことをまとめました。

  1. 重心の置き方、フットワークはボクシングのスタイルになっている。バランス、リズム、スピードに関しての天性の素質を持っている選手。
  2. 右フックをもっと使えれば4RまでにはKOできているはず。
  3. まだ2戦目なので、色々なトップクラスのサウスポーの選手を研究して実行にうつすといい。
  4. 相手を倒す姿勢は重要で、チャンスがあれば積極的に倒しにかかるべき
  5. 最終ラウンドのダウンはスリップ判定だが、ちゃんと見ると当たっているので、しっかりダウンとして判定して終わっていたらまた印象が違ったと思う。あれはレフェリーの判定ミス。「だってあれ当たってんだから!」

最後には、井上尚弥選手の次のボクシング界の宝だから、世界チャンピオンに向けて頑張って欲しい、と言っています。

確かに、キックでの実績があるからというのはありますが、ボクシング2戦目にしてスター選手になってますからね。

2-2.魔裟斗の期待

魔裟斗さんも試合観戦後の帰りの車内で語っています。

  1. 1ラウンドから8ラウンドまで圧倒的。全てのラウンドを制していた
  2. 初めの1分でダウンを奪い、その時点では以前と比べてパワーもついていて、井上尚弥選手のような感触もあり、早いKO決着で終わるのではないかと思った
  3. しかし、期待されたKO勝利はならず、最終的に判定決着となった。
  4. グスマンが中盤くらいから天心の攻撃に慣れて、スピードに対応できるようになっていた。
  5. 圧勝には賛辞を送りつつも、次回は相手を倒してのKO勝利を期待。
  6. スーパールーキーとして期待が大きく、プレッシャーもあるが次回はKO勝利してほしい

特になぜKOできなかったかについての言及はありませんでした。どちらかというと頼もしい後輩選手に期待、応援している感じのコメントですね。

まだボクシング第2戦ではありますが、スーパールーキーとしてどうしても期待されてしまうのは、さだめというか仕方がないところですかね。

ただ、那須川選手本人は楽しそうに試合をしている感じではあるので、怪我に注意して我々を引き続き楽しませてもらえればいいかなと思います。

3.那須川天心 持ち越された課題

1月の次戦に向けて

11月12日現在、那須川選手は、24年1月に予定されている3戦目に向けてトレーニングを続けています。

11日には、千葉県成田市での走り込み合宿を終えたようです。

「帰るまでが合宿ではなく、帰っても合宿の精神で今後とも練習に励んでいきたいなと思います」(中略)走りこみにも徐々に慣れた那須川は走るスピードやタイムが大きくアップしているという。

日刊スポーツ

また、合宿中に那須川選手のSNSにも合宿でのシャドーのようすがアップされています。

ピンクのTシャツ、最後の気合の叫びといい、なんとも那須川選手らしいです。

4.まとめ

この記事では、那須川天心選手のボクシング第2戦目についてでした。

まとめますと…

  • 那須川天心選手のボクシング第2戦は23年9月18日、対戦相手はルイス・グスマン選手
  • 第2戦はAmazonプライムビデオで視聴可能で、同日行われた他の試合と、与那覇勇気選手とのデビュー戦も楽しめます
  • 試合はスーパーバンタム級8Rで、結果は那須川選手の判定勝利
  • 那須川選手はデビュー戦から確実に成長しており、スピードを活かしたコンビネーションの技術が際立っていました。
  • しかし、本人やファンも期待していたKO勝利ならず
  • 那須川選手は次戦に向けて走り込み合宿を終え、今後も変わらず練習に励んでいくとのこと

那須川天心選手はデビュー戦から着実に成長し、2戦目で冷静かつ効果的なプレースタイルを見せました。

ただし、本人の課題でもありファンたちも期待しているKO勝利の課題は残っています。

24年1月の第3戦目は、「次こそは…」と更なるファンの期待が高まることは間違いないでしょう。

那須川選手は、現在も次戦に向けてのトレーニングを重ねています。

我々格闘技ファンは、彼の次なる進化を待つのみですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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